数日前の新聞に、
携帯電話を辞書がわりに使用している人が多い
という記事が載っていた。
現代人は字を書く機会が少なくなっているから
いざという時にそれを思い出せなくて、携帯の文字変換機能を
利用してしまうという。
まことにピンポンピンポン！であります。
まさにボク自身の姿なのであります。

今日も「全貌」の「貌」の字が思い出せなかったなぁ・・。

でね、
ボクはこれを単に知っている字が「書けない」だけのこと、
と思っていたんだけど、
どうもそれだけじゃないなと、思い始めているのだな。

日常会話に登場する話言葉はともかく、
どちらかと言えば、文章を書く時に使う言葉、
もともと語彙が豊富じゃないっていうのもあるけれど、
よく文章(ブログとか議事録とか)を書いていて、
一応書いてはみたけれど、なんか違う、
もっと適切な表現の言葉があったはずだ、、
けれどそれが思い出せない、、ってイライラすることが
最近富に多くなってきたような気がする。
そうこうするうちに文章自体がおかしくなってきて、
そうと知りつつも面倒になってアップしてしまう、
なんてこともしばしば。

やっぱり、本を読まなくなったせいだろうね。
そして、ペンを持たなくなったせい。
筆を持って字を書くという行為は、
それ自体に脳を刺激する作用があるって話だし。

肉体が確実に衰えて行くのと同じように、
脳の活動も、使わない部分から衰えて行く。

老化、もしくは退化、、なんだね。