ばく の音楽活動と日常を綴るブログ
since August,2003
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今年は思いもよらぬ形で大物と呼ばれるミュージシャンが亡くなる年です。
加藤和彦さんもそのひとり。
「帰って来たヨッパライ」「イムジン河」「あの素晴らしい愛をもう一度」
「悲しくてやりきれない」、
それらを氏の代表作として各メディアは取り上げています。
とくに「あの素晴らしい・・・」などは僕にとっても、学生時代から今日に至るまで、
色んな場面で歌う機会も多く、時代を超えて今もなお楽曲の素晴らしさを
味合わせてもらっている稀有な作品といえます。
タイトルこそやや大仰な気がしない訳ではありませんが、
夕焼け、風、花、赤トンボ、涙など、あの時代のある種典型的な、
そして時代の空気さえ感じさせる優しい言葉たち。
そして郷愁をそそるメロディー。
スリーフィンガー、二部コーラス。
まさにフォークソングの教典とも言える作品でしょう。
以前、といっても比較的に最近のことですが、
フォーククルセターズのライブアルバムを聴いたことがあります。
そこで聴けた音はもちろんのこと、MCで聞くことのできる語り口調その他、
それらは全て僕らの学生時代の「部活」の空気そのものだったことに驚きました。
当時僕ら自身は意識していなかったのですが、完全に彼らの創造した文化の中に
僕らは生きていたわけです。
やがてフォークがニューミュージックに変わるその時代にあっても、
氏はその最先端を歩いていました。
氏が60年代半ばにデビューを果たしてから現代に至るまで
常に音楽界の第一線で活躍し続けてきたことは周知の事実であり、
日本の音楽界を牽引し、そのある種先鋭的な音楽活動があればこそ、
氏のかつての偉業は、いささかも色褪せることなく今日も輝いているのです。
ただ、最近僕らが氏を拝見する機会は、たとえば「懐かしのフォークソング」的な
プログラムで、アコースティックギターを肩からダラリとぶら下げて、
はにかんだ様な笑顔をたたえながら、それらの名曲を歌う姿が多かったのも事実であり、
そんな大御所的な扱いが、氏の望むところであったかどうかは定かではありませんが、
その姿を嬉しく感じる反面、個人的には若干の違和感を憶えていたところもあります。
ひとりのミュージシャンというよりも、
ひとりの偉大なアーティスト、文化人の最期を看取ってしまったような、
そんな気がして仕方がありません。
ご冥福をお祈りいたします。
最近思うことがあります。
こうして僕らは、ひとりまたひとりと、
著名な人々の最期を知らされるわけであり、
その度に色々な思いにかられるわけです。
もちろん、友人知人、親戚縁者との別れも避けて通れない現実となって、
やがてはこの身に降りかかってくることでしょう。
ひとりまたひとり・・。
悲しさというより、寂しさ、やるせなさ。
それらの人との物理的な距離とは無縁なのです。
今、僕の意識の中にある全ての人々との別れ。
その度に受け入れなくてはならないこの感覚。
自分もそこへ確実に近づきつつある感覚。
別れの現実を受け入れろ、、と、
これが現実なのだという、
誰かにその覚悟を迫られているような不思議な感覚。
ひとりまたひとり。
加藤和彦さんもそのひとり。
「帰って来たヨッパライ」「イムジン河」「あの素晴らしい愛をもう一度」
「悲しくてやりきれない」、
それらを氏の代表作として各メディアは取り上げています。
とくに「あの素晴らしい・・・」などは僕にとっても、学生時代から今日に至るまで、
色んな場面で歌う機会も多く、時代を超えて今もなお楽曲の素晴らしさを
味合わせてもらっている稀有な作品といえます。
タイトルこそやや大仰な気がしない訳ではありませんが、
夕焼け、風、花、赤トンボ、涙など、あの時代のある種典型的な、
そして時代の空気さえ感じさせる優しい言葉たち。
そして郷愁をそそるメロディー。
スリーフィンガー、二部コーラス。
まさにフォークソングの教典とも言える作品でしょう。
以前、といっても比較的に最近のことですが、
フォーククルセターズのライブアルバムを聴いたことがあります。
そこで聴けた音はもちろんのこと、MCで聞くことのできる語り口調その他、
それらは全て僕らの学生時代の「部活」の空気そのものだったことに驚きました。
当時僕ら自身は意識していなかったのですが、完全に彼らの創造した文化の中に
僕らは生きていたわけです。
やがてフォークがニューミュージックに変わるその時代にあっても、
氏はその最先端を歩いていました。
氏が60年代半ばにデビューを果たしてから現代に至るまで
常に音楽界の第一線で活躍し続けてきたことは周知の事実であり、
日本の音楽界を牽引し、そのある種先鋭的な音楽活動があればこそ、
氏のかつての偉業は、いささかも色褪せることなく今日も輝いているのです。
ただ、最近僕らが氏を拝見する機会は、たとえば「懐かしのフォークソング」的な
プログラムで、アコースティックギターを肩からダラリとぶら下げて、
はにかんだ様な笑顔をたたえながら、それらの名曲を歌う姿が多かったのも事実であり、
そんな大御所的な扱いが、氏の望むところであったかどうかは定かではありませんが、
その姿を嬉しく感じる反面、個人的には若干の違和感を憶えていたところもあります。
ひとりのミュージシャンというよりも、
ひとりの偉大なアーティスト、文化人の最期を看取ってしまったような、
そんな気がして仕方がありません。
ご冥福をお祈りいたします。
最近思うことがあります。
こうして僕らは、ひとりまたひとりと、
著名な人々の最期を知らされるわけであり、
その度に色々な思いにかられるわけです。
もちろん、友人知人、親戚縁者との別れも避けて通れない現実となって、
やがてはこの身に降りかかってくることでしょう。
ひとりまたひとり・・。
悲しさというより、寂しさ、やるせなさ。
それらの人との物理的な距離とは無縁なのです。
今、僕の意識の中にある全ての人々との別れ。
その度に受け入れなくてはならないこの感覚。
自分もそこへ確実に近づきつつある感覚。
別れの現実を受け入れろ、、と、
これが現実なのだという、
誰かにその覚悟を迫られているような不思議な感覚。
ひとりまたひとり。
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PROFILE
HN:
ば く ( BAKU )
HP:
性別:
男性
自己紹介:
Man of middle age
Singer;Song writer;Guitar player
東京都出身・O型・魚座
1995年3月:音楽活動再開
【BAKUJIN】【Fu's all time】等
バンド活動多数。
加えて、現在も
【えにし】【りずみん】
【So-BAND】【SPUU】etc...
バンド活動であったり、
ギター弾き語りストであったり、
ウクレレ講師であったり、
サポートギタリストであったり。
Singer;Song writer;Guitar player
東京都出身・O型・魚座
1995年3月:音楽活動再開
【BAKUJIN】【Fu's all time】等
バンド活動多数。
加えて、現在も
【えにし】【りずみん】
【So-BAND】【SPUU】etc...
バンド活動であったり、
ギター弾き語りストであったり、
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サポートギタリストであったり。
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