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ばく の音楽活動と日常を綴るブログ since August,2003
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guitars

観客はまだ誰も僕を知らない。
どんな演奏をするのか、
どんな歌を歌うのか。
興味津々と言えなくもないが、
戦々恐々という心境に近いかも知れない。
そして、互いの距離感は、ほんの数小節を
僕が演奏した時点でほぼ決まる。

すべての観客が僕に、ウェルカムであろうはずがない。
心からライブを楽しみに訪れた人もいれば、
たまたま何かの付き合いで、その場に居合わせてしまった
人も中にはいるだろう。
受けとめ方、楽しみ方は人それぞれだ。
僕の演奏をBGMにしたいと思えばそれでもいい。
感動して目を潤ませてくれる、、それもまたいい。

とにかく、
その空間を共有するすべての人に僕は、
音楽を提供しなくてはならない。
すべての人の心に届くよう、歌わなくてはならない。

演奏上の単純なミスよりも、
どこか気持ちの乗らない演奏をしてしまった時のほうが、
今の僕には悔いが残ってしまう。
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jin

過去何度となく練習し、本番で演奏しつづけてきた曲が、
今回は、どれも新鮮な気持ちに演れたこと。
演奏後のメンバーの顔が、みな満足げだったこと。



何箇所かのライブハウスで、定期的に演奏させてもらっているBAKUJIN。
でも、
お客さんや仲間、或いは店の側から、どんなに好評をいただいても、
実は、自分の「実力」に対して確固たる「自信」はもてないでいた。
ライブの度に、決して小さくはない音楽的な課題は残ったし、
時には、それに押し潰されてみたり、、それの繰り返しであった。

だが、今回は違った。

細かいミスや「らしからぬ」不手際は相変わらずある。
でも、BAKUJIN流が通じた、、届いたという手応えを感じたのだ。
それが何よりの自信となった。


BACK IN TOWN、そして同店へ出演の常連ミュージシャンの多い
観客の前での演奏というのが、結構プレッシャーに感じていた。
それこそ、生ギターにプラグインしていることさえ、
『ありゃりゃ?』なんて思われてはいやしないか、、
『そんな荒っぽいカッティングじゃダメダメ!』
『コーラスなんかかけてるの?』
『ボリュームペダルなんか使っちゃって!』と、、
ふだん、なんとなくではあるけれど、自分でも100%「善し」とは
していないステージングを、どう思われてるか気になって
仕方なかったのだ。いや、、そうしないと表現できない僕らの
音楽であることも事実なのだが、でもそれを同店でやっていいのか?
という躊躇もあったから。

その分?、頑張ってコーラスをやるから、どうか聴いてくださいよ!

そんな気分の40分間だった。


先日「弾き語りナイト」で演奏した時の話を書いた。
「きみ達の音楽には・・・」と言葉をかけて下さった方の話である。
今回の僕らの演奏を聴いたその方から、
またしても、最高に嬉しい言葉をいただいた。
敢えて、その言葉はここに書かない。
僕にとっては、宝物のように大切にしたい言葉だから。

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フォークフェスティバルvol.1 in 曙橋「BACK IN TOWN」が終わった。

先日、当ブログの記事で「正念場」などと少々気負いすぎとも思えるような
事を書いてしまった自分。少し恥ずかしくもあり・・・。

本番のステージは、PAの調整も実に素晴らしく、
何のストレスもなく演奏することができた。
が、、やっぱり妙なところでミスを犯す自分。

原因はわかっている。

要は、一瞬の「集中力」の低下なのだ。
というとカッコいいけど、単に気が散っているのに過ぎない。
ま、、ミスの話は切なくなるのでやめよう


昨日のHOTコロッケは、平日にもかかわらず、随分と賑やかだったようだ。
HPを見ると、pekoさん、momokoさん、鈴木さん、
ケーちん、HOTクラブ、spicy potato、おっぴん、、。
同店を通じて存じ上げる面々ばかり、よくまあ一晩に
これだけの顔ぶれが集まったなぁと感心してしまう。

で、、思うのは、
たとえば僕がこの場に居合わせたとして、たぶん1、2曲は
飛び入りで演奏させていただくことになったとしよう。
じゃ、何を演る?
まずオリジナルは有り得ないから、フォーク系若しくは
Jポップス系のカバーっていうことだろうか。
でも、出演の皆さんと被っても面白くないだろうから、、
ゆうべの場合なら、おそらく「江戸川スリム」さんと絡みたくて、
ブルースを演奏しただろう。(正しくは、ブルーズなのだョ。)
もっとも、スリム氏とはまだ一度も面識がない。
ご活躍の様子を拝見するにつけ、いつかは氏のライブを体験したいと
思っているのだが、これがなかなか実現しない。
かと思えば、ゆうべのように飛び入りで出演もなさっているらしい。
まことに残念である。
こういう事は、何もHOTコロッケだけではなく、「イフ」の
ライブスケジュールを見ても、いつも歯軋りをすることの多い僕なのだ。

一部の方はよくご存知のように、僕の場合、いわゆる「飛び入り」とか
「セッション」では、その場の雰囲気で演奏内容を決めてしまう
ところがあって、これといった決めのパターンがない。
特にロックだブルースだというミュージシャンと
遭遇しようものなら、血が騒いで仕方がなかったりする。
弾き語りでロックしたい、などと欲をかく。
結果、、絡みたくなる。
アメリカンフォークが受けると思えば、
歌いかじりのPPMを歌ったりもする。、
これ、、良くないよなぁと思う。
自分がない。
ミュージシャン同士って、何時間話すよりも、一発「音」を出せば
分かり合えてしまうような部分が(たとえ思い違いでも)あって、
ならば普段通りの音を出せばいいところなのに、
僕はそれをあまりやらない。
だって、所詮1.2曲では、自分を説明しきれないから。
思いはここに尽きる。

「フォークナイト」に出れば「フォークの人」って思われるだろうし、
「ソロ」でしっとり歌っていれば、「ボーカルの人」って思われるだろう。
「セッション」で、ブルースだクラプトンだとやっていれば、
また違った見方をしてくれる人もいるだろう。
でも、どれもが僕である、と同時にどれかひとつが僕、ということでもない。

そこで、さらに思うのだが、
こんな僕の曖昧な音楽性の支えになっているのが、
やっぱりBAKUJINの存在なのだと思う。
自分の音楽的な志向やルーツ、心情、心意気、、
それらをギュっと詰め込んで「オレはこれだよ。」って、
拙くも表現させてもらっているからこそ、いつもは好き勝手演っていられる、
そんな気がしてならない。
(もちろん、そのワガママに付き合ってくれるメンバーは大変だけど)

さて、いよいよ明日は「BACK IN TOWN」でのライブだ。
僕らより少し上の世代の耳の肥えたお客様が多いと聞く。
否、耳が肥えているどころか、日本のフォークミュージックを作り、
支えてきた人達の前でのステージとなる。
そういえば以前、同店の「弾き語りナイト」に出させていただいた時、
ある方に、
「君達の音楽は、『オレらはこれが好きで好きで仕方がない!』って、
言っているのが分かるよ。」という嬉しいお言葉をいただいた。
そして、「それが大切なことなのだ。」とも言われた。

その言葉に恥じぬよう、明日は頑張りたい。

ちょっと「正念場」な気分。


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PROFILE
HN:
ば く ( BAKU )
HP:
性別:
男性
自己紹介:
Man of middle age
Singer;Song writer;Guitar player
東京都出身・O型・魚座
1995年3月:音楽活動再開
【BAKUJIN】【Fu's all time】等
バンド活動多数。
加えて、現在も
【えにし】【りずみん】
【So-BAND】【SPUU】etc...

バンド活動であったり、
ギター弾き語りストであったり、
ウクレレ講師であったり、
サポートギタリストであったり。
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